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合同会社CLOSER福祉支援コラム需要が増えている介護タクシーの役割と特徴

需要が増えている介護タクシーの役割と特徴

福祉車両 2023.08.18
介護タクシー

介護タクシーは、高齢者や身体的な障害を持つ人々の移動をサポートするための特別なタクシーです。これには、病院への送迎、買い物、冠婚葬祭、観光など、さまざまな場面での移動サポートが含まれます。これらのサービスは、日常生活を送る上で欠かせないものとなっており、多くの人々にとって非常に価値のあるものとなっています。

目次

管轄と定義

国土交通省の管轄下にある福祉タクシーは、特定の定義と基準に基づいて運営されています。これには、適切な許可を受けた事業者が、福祉車両を使用して運送サービスを提供することが含まれます。このような厳格な基準が設けられているのは、利用者の安全と利便性を確保するためです。

”福祉タクシーとは、道路運送法第3条に掲げる一般乗用旅客自動車運送事業を営む者であって、一般タクシー事業者が福祉自動車を使用しておこなう運送や、障害者等の運送に業務の範囲を限定した許可を受けたタクシー事業者がおこなう運送のことをいう。”

引用元:国土交通省|福祉タクシー 

福祉車両の特徴

福祉車両は、通常の車両とは異なり、車椅子のまま乗車できるスペースや、乗降をサポートするためのリフト、スロープなどが装備されています。また、安全性を確保するための特別なシートベルトや固定装置も搭載されています。これにより、利用者は安心して移動することができます。

おすすめ記事:車いすで快適な移動をサポートする福祉車両の利用形態と選び方

介護タクシーの種類と違い

介護タクシーには、介護保険タクシーと福祉タクシーの2種類があります。介護保険タクシーは、移動介助や訪問先でのサポートなど、介護サポートもおこなうタクシーです。

介護保険タクシーと福祉タクシーは、名前やサービスの内容が似ているため、混同されることがよくあります。しかし、これらは異なるサービスであり、それぞれ特有の特徴と利用条件があります。

福祉タクシー

いわゆる普通の介護タクシー。要介護者を目的地まで移動させるサポートにのみ従事するタクシーです。利用者に制限はありません。

介護保険タクシー

訪問介護サービスの一環として「通院やその他の目的のための乗車や降車の介助」を行うものです。介護保険が適用される場合とされない場合があります。特に、介護保険が適用されるタクシーは、利用者や利用目的に一定の制限があることが特徴です。

就職・資格について

福祉ドライバー(介護ドライバー)の主な就職先は、デイケアやデイサービスなどの通所介護施設またはタクシー事業所になります。通所施設に就職する場合は、施設によってサービス内容が異なるため、二種免許や介護職員初任者研修が必要かどうかを確認しましょう。

介護保険タクシー事業に就く場合は、二種免許と介護職員初任者研修の資格が必要です。

 

福祉タクシー
福祉タクシーのドライバーとして働くためには、普通自動車第二種免許が必要です。これは、タクシーや代行サービスで利用者から運賃を受け取るための資格です。

介護保険タクシー
介護保険タクシーのドライバーとして働く場合は、介護職員初任者研修などの資格が求められることがあります。

 

介護職員初任者研修:ホームヘルパー2級の資格に該当します。

介護の基本的な知識や技術を習得するための9科目130時間のカリキュラムが設定されています。全てのカリキュラムを完了した後、試験を受験し、合格すれば修了となります。

また、福祉タクシーでも介護保険タクシーでも、人とのコミュニケーション能力や、利用者のニーズを的確に捉える感受性も求められます。

福祉タクシーの市場と今後の展望

厚生労働省の試算では、2020年には高齢者(65歳以上)が日本の人口構成の3割を占めるという見通しが出されています。

高齢者の内、要介護者はおよそ3割程度と考えられていますから総人口が1億2千万人とすれば、1千80万人が要介護者と想定されることになります。

又、現在、身体障害者は全人口比2.6%いると考えられており、その内67%が車椅子利用者と言われております。この人数は百10万人となり、これを加えたおよそ1千3百万人が移動困難な交通弱者と考えられます。

引用元:NPO法人日本福祉タクシー協会

福祉タクシーの需要は、日本の高齢化とともに増加しています。しかし、供給面では福祉車両の数が不足しており、このギャップを埋めるための取り組みが求められています。NPO法人日本福祉タクシー協会は、この問題を解決するためのさまざまな支援を行っています。このような取り組みは、今後の福祉タクシー市場の拡大を予期させるものです。

2025年の目標

国土交通省は、2021年度以降のバリアフリー目標の最終とりまとめを発表しました。この目標では、2019年度で約3万台ある福祉タクシーの車両数を2025年度末までに約9万台に増やすことを目標に掲げています。これには、ユニバーサルデザインタクシーの導入も含まれており、より多くの人々が快適に移動できるようになることが期待されています。このような政策の背景には、高齢者や障害者の社会参加を促進するという国の方針があります。

まとめ

福祉タクシーは、高齢者や障害を持つ人々の移動をサポートする非常に重要なサービスです。この分野でのキャリアは、社会的な意義が高く、多くの人々にとって価値のあるものとなっています。今後も、このようなサービスの需要は増加していくことが予想されるため、多くの人々にとって魅力的なキャリアとなるでしょう。

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