福祉車両の選び方・環境との相性
福祉車両 2023.07.26福祉車両取扱士に最も多く相談される内容は
「急に親の介護が必要になったが、車両の選び方がわからない」、
「自分の環境に合う車両の選び方を知りたい」です。
今回は福祉車両の選び方についてご説明させていただきます。
自動車を買う場合、予算は大事ですが、予算以外も色々なことを考えなければなりません。
使用者の状況とマッチするか?
福社車両は乗降性が非常に大切な項目となっています。乗降性を左右する要素はさまざまですが、もっとも単純な部分でのマッチングが第一段階として大切です。そのもっとも単純な部分というのは、利用者が乗降できるか否かという部分です。
利用者の状態は千差万別で、同じ障がいだからといって前例が適合するとはかぎりませんので、このチェックは必ずしなくてはなりません。しかも、似かよった車両ではなく、購入を希望している同一車種でマッチングをはからないかぎり間違いが起きます。また、季節で服装が異なることや、車高が異なることなども考慮しなくてはなりません。ほんのわずか1cmや1度の角度の違いでもマッチングしないということはありうるのです。
実車で体験するのがベストですが、できない場合は福祉車両取扱士と相談して、プロの説明で補足します。
ユーザーのニーズに応える福祉車両オプションの選択
自動車メーカーがカタログモデルとして設定しているクルマには、さまざまなオプションが用意されています。そのなかには、追加のアシストグリップなど、福祉車両としての機能を向上する用品も多数用意されています。
車いすの使用状況や利用者自身のニーズに合わせて、適合なオプションの選択が欠かせないです。オプションを選ぶ際に、福祉車両取扱士に相談すれば、汎用性と安全性の高いオプションを紹介する場合が多いので、是非福祉車両取扱士にご相談ください。
例えば、補助ステップがあれば乗降性が向上するケースは多いと言えます。簡単な足載せ台でも代用できそうですが、不安定なものを使うと思わぬ事故につながることもありますので、慎重にオプションを選びましょう。
機器の性能の限界の認識
ニーズに合ったとしても、そのオプションの性能限界を認識しなければなりません。
例えば、多くの車いすはある程度のサイズ内に収まるように設計されていますが、なかにはオーダーメイドでサイズが大きくなっているものもあります。そうしたものは、車いす用のスロープよりも幅が広くて乗せられないこともありますので、機器の性能の限界を把握しないと、オーバーした負荷を機器にかけると、一応は動いたとしても、のちのち故障の原因につながります。
福祉車両の利用環境の考慮
車と利用環境の相性も大事です。
福祉車輛への乗降は、ほとんどの場合、通常のクルマよりも広いスペースを必要とします。例えばリフト式やスロープ式の場合は、車の後方にリフトやスロープを展開するスペースが必要になります。利用者がふだん乗降する場所にこうしたスペースが取れない場合は、せっかく福祉車を購入しても十分に使うことが困難になってきます。
また、乗降場所の路面状態も大きな問題となります。スロープやリフトは泥や砂利が苦手です。リフトの可動部分やスロープのすき間に泥や砂利が入り込むと動作しなくなる場合もありますので。こうしたことを未然に防ぐためにも、乗降場所の確認することは欠かせないです。
まとめ
以上が福祉車両の選び方の紹介でした。
安心安全、利用者のニーズに応える福祉車両を探すなら、福祉車両取扱士が在籍する販売店を利用した方が間違いありません。
より簡単に自分に合った福祉車両のタイプを知りたい方、以下の福祉車両診断を使って下さい。車両の特徴・おすすめポイントも記載されていますので、お役に立つだと思います。
弊社は福祉車両専門店フクシィの正規代理店を運営しております。
様々なタイプの福祉車両を福祉車両取扱士が丁寧にご提案いたします。
少しでもお悩みがある場合は、お気軽にお問い合わせください。
ご相談・お見積もりは無料です。
お気軽にご相談ください!
おすすめ記事
ご相談・お見積もりは無料です。 お気軽にご相談ください!